2019年7月6日 10:30
井浦新、監督の妻・遠藤久美子に「キスしちゃおうかなと思いました」
僕にとって、宝物になりました。
ーー長崎ロケで印象に残ったことを教えてください。
井浦さん 長崎の方々が協力的で、差し入れをくださったり、エキストラで1000人ほど集まってくださったりと僕らにとてもよくしてくださいました。実は商店街を歩くシーンはぜんぶ仕込み(※撮影のために準備すること)なんです。さりげなく通った人がひとりもいないなんて、すごいことだと思いました。ハリウッド級のことをやっているなと(笑)。長崎は居心地の良い場所でしたし、亮太という人間を作っていくうえでも必要な場所でした。
ーー『こはく』に参加して、家族に対する気持ちに変化は?
井浦さん 撮影しているときは、亮太だったらどうするだろうという自問自答ばかりしていて、自分の家族に置き換えて考える余裕がありませんでした。
初号試写(※編集作業が終わった1番最初のプリントで行う試写)が終わって、家に帰ったときは当たり前にいてくれる家族にありがたみを感じました。亮太にとっては、父親がいないことが当たり前でしたから。「おかえり」のひとことがぐっと心に響きますし、旅から家に帰ってくると余計にありがたみを感じていますね。
インタビューのこぼれ話
演じた亮太同様に、実生活でも父親の顔を持つ井浦新さん。