2019年7月4日 20:50
口コミの威力が増大…第二の『カメ止め』はSNSから誕生する!?
映画ライターのよしひろまさみちさんが、映画業界で起きているムーブメントについて教えてくれました。
ネットフリックスの登場で、ローカルコンテンツにスポットライトが!
ネットフリックスが力を入れているのが、ローカルコンテンツ。
「ネットフリックスは、新たなエリアに進出する際、知名度を上げる足がかりとしてローカルコンテンツを制作。同時に多言語の字幕と吹き替えを制作するため、欧州言語やアジア言語のみで制作された作品が、全世界のユーザーのもとに届くことに。イギリスの『ザ・クラウン』、韓国の『キングダム』など、ハリウッド大作レベルの予算が投入されているローカル作品がある一方、日本の『テラスハウス』や『アグレッシブ烈子』のような、予想もしていなかったコンテンツが世界規模でウケる、ということも少なくありません。文化の異なる世界中の作品を手軽に見られる世の中になったことは、コンテンツを見る目を養う意味でもすごく大切だと思います」
『キングダム』約20億円といわれる製作費をネットフリックスが投じた、オリジナル韓国ドラマ。朝鮮王朝を描いた時代劇でありながら、ゾンビが登場するという異色の設定が話題を呼び大ヒット。