2019年7月3日 19:20
『ねないこだれだ』が50周年! 絵本の世界に入り込んで楽しむせなけいこ展
『ねないこだれだ』『いやだいやだ』『おばけのてんぷら』……シンプルな貼り絵の技法から生まれた印象的な絵本の数々。ひとめ見て、小さな頃に読んでもらったことを思い出す人も多いのでは?「『ねないこだれだ』誕生50周年記念せなけいこ展」が7月6日から開催されます。
シンプルな貼り絵が紡ぐ、独創的な絵本の世界。
絵本作家せなけいこさんの代表作『ねないこだれだ』の出版から半世紀。それを記念する本展では『いやだいやだの絵本』『あーんあんの絵本』のロングセラーシリーズから、すべてのページの原画が初公開されるほか、300点にのぼる原画、資料を展示。デビュー前に手がけた幻燈(スライド)に始まり、今日にいたるまでの道のりをたどる試みだ。
道具ははさみとのり、材料は使用済みの包装紙や封筒など、いたって身近なものばかり。それが、せなさんの手にかかると、たちまち生き生きしたキャラクターに。
実際に原画を前にすると「どんな紙を使うか」「手でちぎるか」「はさみで切るか」、細部にまで気を配る創作のプロセスが伝わってくるよう。
会場では絵本の場面を再現し、貼り絵の世界に入り込めるような仕掛けも。子ども心に帰って楽しんで。