くらし情報『吉川晃司「助けを乞えるあてもなく…」人生の岐路ですがったモノ』

2019年7月20日 10:00

吉川晃司「助けを乞えるあてもなく…」人生の岐路ですがったモノ

それまでは己を物差しに生きてきたタイプで、困ったからといって助けを乞えるあてもなく、ただ史実や偉人などに何かヒントが見つかるのではないか、と思ったのが最初です。

まず日本の歴史をたどっていくと、ほぼ間違いなく中国の故事などが出てくるのです。そこを知らない限り前に進めなくなってしまい、読み始めたらハマっちゃいました。

人間社会への教訓も…

吉川晃司「助けを乞えるあてもなく…」人生の岐路ですがったモノ


――『三国志』の魅力は、どういうところにあると思いますか?

吉川さん史実的には、殷周時代や春秋戦国時代が一番文化に変化があり、おもしろい時期だと思います。その刺激的なことやドラマチックなことを盛り込み、史実も含めて「三国志演義」として脚色してあるのです。

また、『三国志』では結局「兵どもが夢のあと」ということで、誰も最後は成就できず、司馬(しば)氏に全部まるごと持っていかれてしまうのですが、その皮肉もこめられていると思いますね。人間社会の栄枯盛衰を表す教訓ではないかと思っています。


過去はファンタジー!

吉川晃司「助けを乞えるあてもなく…」人生の岐路ですがったモノ


――展覧会で感銘を受けた作品はありますか?

吉川さんこの展示室には「曹操高陵」が再現してありますが、自分はテレビの撮影で現地に行き、入口までは入れたのですが、当時その先まで行けなかった。

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