2019年7月25日 19:40
筒井真理子「池松壮亮さんに申し訳ないと思った…」その理由とは?
と思いました。
すべてが仕事に繋がってしまうのが役者
―タイトルの『よこがお』に込められているように、誰でももうひとつの横顔を持っているものですが、筒井さんにもあまり知られていない一面がありますか?
筒井さんそもそも私は自分が客観的にどう見られているのかということをあまりわかっていないので、どうなんでしょうか。ただ、役者というのはすべてが仕事に繋がってしまうところがあるので、プライベートとの境目があまりないように感じています。
「なんでこんなに気にならないんだろう」とすごく大雑把なときもあれば、けっこう暗いなと自分で思うときもあるんですよね。たまに、深刻な気持ちで目が覚めたりすることもありますが、そういう朝は勢いよくバーッとカーテンを開けて、気分を変えるようにしています。
―それでは最後に、ananwebの女性読者に向けてメッセージをお願いします。
筒井さん私の経験から言うと、若い頃に観た映画や読んだ本というのは、自分のなかに残るもの。たとえば、私は遠藤周作さんの「わたしが・棄てた・女」を中学時代に読みましたが、そのときは男女の機微や社会のヒエラルキーなんてわかっていませんでした。