2019年8月13日 18:30
【クイズ】ゾクッ…これはある虫の脚を拡大したもの。その虫とは?
なかでも目を引くのが、小檜山賢二さんの写真《トビケラの巣》。
チョウやガに近い昆虫のトビケラは、幼虫のときに水の中で巣をつくるそうで、その巣の写真が18点展示されています。巣の材料は、付近にある落ち葉や枝、砂など。まるで芸術作品のように鮮やかな巣もあり、見とれてしまいます。
また、展示室の壁のいたるところに、虫の豆知識を書いた「虫マメチ」や、展覧会の企画監修者である養老孟司さんの言葉が載った「養老語録」が貼ってあります。ひとつひとつ読んでいくと、虫への興味がどんどん増していきます。
虫で遊ぶ!
見るだけでなく、遊べる作品もあります。藤田すずかさん+宇野由希子さん+阿部憲嗣さんの《虫のなまえ》は、人間が虫に名前をつけてきた方法を体験できる作品です。
さまざまな虫たちを分類するため、色や模様、形だけでなく、身近にあるものに見立てたりしながら人は虫に名前をつけてきました。例えば、イチゴに見立てた「イチゴチビナガカメムシ」などが映像で紹介されています。
そして、この場所では自分たちで虫の名前をつけることもできます。「マンジュウ」「トゲトゲ」「フワフワ」などのカタカナが書かれたスタンプがずらりと並んでいるので、好きな文字を組み合わせてオリジナルの虫の名前をつくれます。