2019年8月15日 20:10
17歳の美しすぎる殺人犯…世界を震撼させたアルゼンチンの衝撃事件
ロレンソさんはどのように感じましたか?
ロレンソさん彼は「生きている」という実感を味わうために盗みを働いていた人。それは例えるなら、サッカーを愛する人がサッカーをしているときに生きていると感じるのと同じことなんです。だから、彼は盗みを愛していたんじゃないかなと思っています。
―カルリートスのモデルとなったのは、カルロス・ロブレド・プッチという1971年に世界を震撼させた犯罪者ですが、彼のことは前から知っていましたか?
ロレンソさんアルゼンチンではすごく有名な人ですが、僕は彼のことは知りませんでした。おそらく、僕と同じ世代の若者たちはあまり知らないかなと思います。なので、僕はこの映画の話をもらったときにネット検索をして調べたほどです。
―彼のことを詳しく知るうちに、どのような印象を持ちましたか?
ロレンソさんまずリサーチでわかったのは、映画に現れるカルリートスは、実在のカルロスとは本質的には異なる人物であるということ。なぜなら、カルロスはロックスターのような部分もありながら、罪を犯し、「こんなクレイジーな人が世の中にいるんだ」という代表格のような人だったからです。
そして、彼は社会が作ってきた枠組みを簡単に壊すことのできる人でもあると感じました。