2019年8月31日 18:00
エヴァの魅力を再発見! 人気展示をダブルで集めた胸アツ展覧会
これはエヴァンゲリオン・メカニックデザイナーである山下いくと氏と刀匠・宮入小左衛門行平氏がコラボし、1年7か月もの歳月をかけて完成させた作品。山下氏と宮入刀匠は直接会って話をし、その後も手紙やイメージ画を何度もやり取りしながら細部にまでこだわって制作を進めたとのこと。山下氏が描くエヴァ仕様の刀は、日本刀業界において前代未聞の形状だけに、宮入氏は弟子たちと手分けして様々な分野へ相談、鞘は木工職人や鉄を扱う工場にもサポートを依頼したという。こうして出来上がった逸品は、まさに伝統工芸を担う職人の粋を集結させた目玉だ。
また、本展のために原画200点を選りすぐった「EVANGELION ARTWORK SELECTION」には、劇場版4部作の名シーンはもちろん、より細かく描き込まれたアニメーターの筆致が感じられるもの、指示出しなどのコメントやメモが多いものを選出。作品に対する熱、現場の創意を感じてもらいたい意図だ。
ファンはもちろん、国内外のクリエイターにも大きな影響を与えるエヴァンゲリオンシリーズ。作品に影響を受けて、業界の垣根を越えて新しい作品を生み出す。
その波及効果をリアルに実感できる内容だ。