2019年8月30日 19:00
「レオとブラピが僕を選んでくれた」タランティーノが愛されるワケ
リックという人物は、当時、大勢いた、さまざまな俳優をミックスしてつくりあげたというタランティーノ。
「テレビの出現によって、多くのスターが登場しました。でも、50-60年代の過渡期にはその後どうなるかが見えていなかった。スティーブ・マックイーン、クリント・イーストウッド、ジェイムズ・ガーナーのように、映画へ活躍の場を広げられた俳優はいましたが、うまく移行できなかった俳優もたくさんいます。出演した映画の質が悪かったり、ヒットしなかったり、他の理由でも」
普段から、役のために徹底的にリサーチをするというディカプリオ。データベースのように知識豊富な監督から、過去のたくさんの俳優たちのことを学んだ。
「僕たちが愛したいろんな作品に貢献した俳優たち。その多くは忘れ去られていると思うんです。
この作品のリサーチの旅に出たときは、未知の世界に入り込んだようで、知らないことばかり。でも、すばらしい経験になりました。この映画は、ある意味、ハリウッドという街と映画業界の祝祭のようなものだと思います」
Quentin Tarantino, Leonardo DiCaprio and Brad Pitt on the set of ONCE UPON A TIME IN HOLLYWOOD.
誰もが駆けつけたくなるタランティーノの現場
タランティーノ監督の撮影現場について、『デス・プルーフ in グラインドハウス』以降、何作もタランティーノ映画に携わったプロデューサーのシャノン・マッキントッシュはこう絶賛する。