2019年8月30日 19:00
「レオとブラピが僕を選んでくれた」タランティーノが愛されるワケ
と答え、全員が胸をなでおろす一場面も。
タランティーノは、「『Safari 5000(邦題:栄光への5000キロ)』の英語字幕付きDVDを持っていらっしゃる方がいたら、絶賛募集中です!」とリクエストし、横でディカプリオが「ぜひ、お願いします」というようなゼスチャーをしていた。
業界で仕事ができているのは奇跡
この日の会見とイベントを通して、強く印象に残ったのは、タランティーノとディカプリオの謙虚さだ。
たとえば、ディカプリオとブラッド・ピットを起用した理由は? という質問にタランティーノは、「ひと言で言えば、リックとクリフのキャラクターにぴったりだったから」と答えた後、こう言葉を添えている。
「その質問はよくされるのだけれど、僕が選んだのではなく、2人が僕を選んでくれたんだと思っています。オファーが殺到するなか、山積みになった脚本の上のほうに、きっと僕の脚本があったのでしょうね(笑)。
個人的にもレオとブラッドをキャスティングできたことは、世紀のクーデターじゃないかと思います(笑)」
また、「身の回りで起きた奇跡は?」という質問に対して、
「1986年に自分がビデオショップで働いていたことを思うと、この業界にいられて、9本も映画が撮れて、こうして日本に来ても僕が誰かということをみなさんが知っていてくださるというのは、まさにミラクル。