2019年9月5日 21:00
なぜ眠らなきゃいけないの? 意外と知らない“睡眠”のこと
人は人生の4分の1以上を眠って過ごす。睡眠は、私たちの体と心の健康はもちろん、美容との関係も深い。正しい知識があれば、睡眠がもたらす数々の恩恵にあずかれる!まずは、睡眠研究の専門家に基本を教わろう。
誰もが毎日とっている睡眠。その精密なメカニズムにはまだまだ謎が多いのも事実。では一体、睡眠とは何のためにあるのだろう?
「シンプルに言うと睡眠とは、起きている間に脳や体を働かせるためのメンテナンスだということ」と、筑波大学教授の櫻井武先生。
眠らないと人は生きられず、不足すれば肥満や病気を引き起こすとも。それほど重要な睡眠だけど、実は「こだわりを持たない」ことが良質な睡眠につながるのだとか。
「眠ることだけに関心を寄せると、眠れないときに不安が生まれ、眠りの質を低下させる原因になることも。睡眠は、起きているときのパフォーマンスを高めるために必要なもの。長く眠ることが目的にならないように注意しましょう」
Q. 人が眠る理由とは?
A. 翌日に備えて脳と体を休め、点検や整備をしています。
睡眠には、脳も体も休んでいるノンレム睡眠と、体は動かず脳が活発に働いているレム睡眠の2つの状態がある。