くらし情報『いびきは要注意? 「睡眠」のお悩みを医師に相談してみた!』

2019年9月8日 20:00

いびきは要注意? 「睡眠」のお悩みを医師に相談してみた!

薬局で買えるのは睡眠改善薬で、主成分のジフェンヒドラミンは乗り物酔い薬の主成分でもある抗アレルギー薬。すぐに慣れがくるので不眠症の改善には不向き。医師が処方する睡眠薬のなかで、よく使われる「マイスリー」や「ルネスタ」は、比較的常習性が低く、安全性の高い不眠症治療薬。他に体内時計に働きかける「ロゼレム」という薬や、覚醒レベルを下げる「ベルソムラ」という薬もあり、患者の症状に合わせて生活指導の補助として処方される。

睡眠薬代わりのお酒がやめられなくなってしまいました。

先生の回答:お酒はあくまで気分転換に。不眠対策には向きません。
寝酒をすることで眠れる理由は、アルコールが脳の活動を抑えてくれるからです。
でも、アルコールは大体2~3時間で分解されるので、その後、急に脳の活動が活発になって、睡眠後半の眠りが浅くなってしまいます。中途覚醒の原因となることも。また、舌の沈下が起こりやすいので、いびきや睡眠時無呼吸が促され、こちらも不眠の原因に。さらに、睡眠薬と比べて癖になりやすいのがアルコール。お酒はリラックスのために。睡眠薬代わりの飲用はダメです。

うちやま・まこと日本大学医学部精神医学系主任教授。

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