たったひとつの出会いが人の運命を大きく変えることは、誰の人生にも起こりうること。そんな奇跡のような瞬間を目撃できる感動作『パリに見出されたピアニスト』がいよいよ公開を迎えます。そこで、本作によって“運命の出会い”を果たしたこちらのおふたりにお話をうかがってきました。
写真・大内香織(ルドヴィク・バーナード、ジュール・ベンシェトリ)
ルドヴィク・バーナード監督&ジュール・ベンシェトリ
【映画、ときどき私】 vol. 261
本作を手掛けたのは、リュック・ベッソンやギョーム・カネの下で助監督を務め、着実にキャリアを積んできた俊英ルドヴィク・バーナード監督(写真・左)。そして、主演に抜擢されたのは、フランスの名優ジャン=ルイ・トランティニャンを祖父に持ち、父は映画監督で俳優のサミュエル・ベンシェトリ、母は女優の故マリー・トランティニャンという俳優になるべくしてなった新鋭ジュール・ベンシェトリさん(写真・右)です。
劇中では、ピアノの才能がありながらも生い立ちが原因で夢を諦めていた青年マチューを熱演しています。今回は、フランス映画界も注目するおふたりに、音楽への思いや自身を支えてくれている原動力などについて、語っていただきました。
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