2019年10月10日 19:40
四姉妹が語る人種を超えた恋愛「人種から人を好きになってもいい」
ということだと思います。信頼している彼女の言葉のおかげで自分の強さを認識することができましたし、いまになって思い返すと「なるほど」と思えます。
答えを求めて東京に戻ってきている
―ステキなお言葉ですね。アマニさんはいかがですか?
アマニさん私は彼女とさまざまな経験をさせてもらったので、本当に恵まれていたと思いますが、せっかくなので、東京での思い出について話したいと思います。彼女の次回作となるはずだった『ワスレナグサ』のロケハンをしていたとき、ちょうど桜が満開のシーズンでした。彼女は自然に心を寄せる人だったので、桜が象徴する美しさを非常に気に入っていたのです。
ただ、桜は時期が過ぎてしまうとすぐに散ってしまう刹那的なところがありますよね?でも、彼女は桜の美しさを永遠にとらえたくて、いきなり花びらを食べたんです。みんな驚きましたよ(笑)。
でも、そんなおもしろいことがあった日、私はあることを彼女に打ち明けました。
―どのようなことをお話されたんでしょうか?
アマニさんそれは、「私も映画監督になりたい」ということです。とはいえ、それまでに彼女には何度もその話をしてはいましたが、「まだ若いし、観客にストーリーを伝えるためには、まず人生でいろいろと経験しないとね」