2019年10月19日 20:00
山田裕貴は勘だけで生きている? 運命感じたタイムカプセルの中身とは
僕、20歳の時に『海賊戦隊ゴーカイジャー』の仕事が決まったんですが、ゴーカイジャーって、同じ宝箱に入っている鍵を取り出して変身していくんです。しかも高校生の時にクラスで映画を撮ったことがあって、それが戦隊モノ。僕はブルーを演じたんですけれど、ゴーカイジャーもブルーだったり。そういうことが他にも多くて。
――舞台に出演されるのは3年ぶりになりますが…。
山田:舞台って、稽古が1か月くらいあるじゃないですか。それってすごく大事だと思うんです。自分にとっては、突き詰めるとか、悩み抜くとか、考えつくすとか、そういう時間が長いから、舞台稽古は修行みたいな感覚。
ただ、舞台は観客から見られている意識がどうしても抜けなくて…。そう思ってる時点で、自分は役になれてないって思っちゃう。もちろん、映像だって完全に入り込めたりはしないんですけれど、撮ってもらえるので、その意識をなくすことができる瞬間が多いというか。
――確かに、映像で山田さんが出てくるシーンって、スタートの声がかかってお芝居を始めたんじゃなく、ずっと役としてそこにいる一部を切り取られたような空気感があります。画面に映るシーンの前後の時間も繋がってるというか。