2019年10月23日 21:30
死人の肉体を調理して食す…村田沙耶香の衝撃的な短編集『生命式』
他の人はどうしているのかな、という妄想があってできた短編です」
グロテスクなものからふんわりした作品、ユーモラスなものまで、著者のエッセンスが詰まった一冊。
「作家の多面性の部分と、何かゆるぎない部分があるんだなということと、両方感じてもらえるといいなと思っています」
むらた・さやか作家。1979年生まれ。2003年『授乳』で群像新人文学賞優秀賞受賞。’13年『しろいろの街の、その骨の体温の』で三島由紀夫賞、’16年『コンビニ人間』で芥川賞受賞。
『生命式』人が亡くなると行われる奇妙な儀式を描く表題作のほか、世の中のタブーを覆す世界を提示し、固定観念を揺るがす12編を収録。河出書房新社1650円
※『anan』2019年10月30日号より。写真・土佐麻理子インタビュー、文・瀧井朝世
(by anan編集部)
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