2019年10月30日 19:30
「僕は運がいいな」瀬戸康史が仕事で“燃える”状況とは?
ケラリーノ・サンドロヴィッチさんの舞台『陥没』に続き、舞台『ドクター・ホフマンのサナトリウム~カフカ第4の長編~』にも出演する瀬戸康史さんに話を聞きました。
自分が演じる姿が想像できないものに挑戦していきたい。
こんな瀬戸康史見たことない。そんな声が各所から聞こえてきたのが、一昨年のケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下、KERA)さんの舞台『陥没』。演じていたのは、突拍子もない言動を連発する自由奔放で風変わりなキャラクター。いい意味で場をかき乱していく瀬戸さんのユーモラスな演技は、大きな話題になった。
「以前からKERAさんの舞台が好きだったので、作品の面白がり方とかは知っていて、そこは合うのかなとは思っていたんです。ただ、僕が演じた清晴という役は芝居が始まって1時間出てこないうえ、そこまでにいろんな登場人物が清晴のことを話すので、観客の期待値のハードルが上がったなかでの登場で、出てきただけで謎の拍手(笑)。
最初は不安でしたけど、いまはKERAさんに、自分の知らない自分を見つけてくれた恩のようなものを感じています」
その恩人との再びの邂逅となる舞台『ドクター・ホフマンのサナトリウム』は、カフカの長編小説の遺稿が発見されたという“てい”で上演されるKERAさんの新作。