2019年11月7日 19:10
貫地谷しほり「白黒だけでは決められない」育児放棄する母親への思い
貫地谷さんいまは、「本当にこんなことが現実で起こっているの?」みたいなニュースがたくさんありますが、すべてが現実で、実際に隣の人や私自身もそうなる可能性があると思っています。そのなかで、物事を白黒だけで決めつけるのではなく、本当はそこで何か起きているのかということを考えることが、優しい毎日を過ごすための一歩かなと気がつきました。
私がこの作品を通して感じたように、みなさんにもそういう気持ちや他人事にしないという思いを共有できたらうれしいです。
―撮影期間中に楽しかったことはありましたか?
貫地谷さん本編には使われていませんが、感情が高ぶって泣くシーンがけっこうあったので、毎日つらかったですが、そんななかでうれしかったのは、スーパーで買った普通のお刺身がとにかくおいしかったことですね(笑)。ブリや聞いたことのない名前の白身魚など、本当にどれもおいしかったです!
そうやって撮影の帰り道に買い物をしてご飯を作っているときが、唯一何も考えなくていい時間だったので、楽しいひとときでもありました。
きちんと生活することを意識している
―ananwebでは2年前にも取材させていただいており、そのときに「30代は仕事においてもプライベートにおいても、もっと冒険して、自分の好きなものを突き詰めていきたい」