2019年11月8日 19:20
シュワちゃんよりも強いのは? 過酷すぎる『ターミネーター』の現場を語る
有刺鉄線の柵の下をくぐり、泥のなかでひざやひじを傷つけながら撮影をしたのに、「カメラのフォーカスが合ってなかったので、もう1テイクお願いします!」と言われたことがあったそうなんです。
それでも、「痛みは一瞬だけど、映画は永遠のものだ」と思ったというアーノルドの話を聞いていたので、僕もその言葉を肝に銘じながらがんばりました。
―『ターミネーター』といえば、やはり裸で登場するシーンが話題ですが、撮影時で印象に残っていることはありますか?
ガブリエルもちろん、思い入れはありますよ(笑)。というのも、僕にとっては、なんと初日の一番初めに撮ったのがあのシーンだったんです。普段は、現場に入ったらスタッフやキャストのみんなに自己紹介してから仕事を始めたいタイプなんだけど、今回はまだ全員に挨拶もできていないなか、いきなり服を脱いで撮影に入らなければいけなくて……。『ターミネーター2』のアーノルドとロバート・パトリックは地面にポージングした状態で登場しますが、僕らの場合は空から飛んでくるという設定。そのために、僕は空中で足を上にしたままワイヤーに吊られ、そこから1回転して地面でポーズを決めなければなりませんでした。