2019年11月17日 19:30
山崎まさよし&北村匠海が兄弟役に挑戦! ネタバレ厳禁ミステリー
だからそこを大事にしました。まったく似てませんが、兄弟ということにしてもらって観ていただければ(笑)。
北村:あまり多くは語れないのですが、僕は啓二がより異質な感じに映ればいいかなって思って演じました。このミステリーは修兄ィと啓二の人間性が織りなすもの。最後に流れるまさよしさんが作った主題歌には、物語で描かれない二人の人間性まで表現されていて、余韻に浸れました。
山崎:ありがとう。複雑だからこそエンドロールに流れる音楽をもって、話を集結させたいという思いはありましたね。
――山崎さんはもともと原作の横山秀夫さんのファンだそうですが、犯罪者側を演じることで、横山作品の新たな魅力が見えたりしましたか?
山崎:横山さんの作品はいつも、“民”と“官”の明快なせめぎ合いが面白くて、“官”の中でも人間の葛藤が色濃く描かれているところが好きなんです。
「泥棒にしちゃってすみません」って横山さんから言われましたけど、でも僕は“官”の人間を演じるのはムリなんで(笑)。新たな…というよりも、横山作品の魅力を再確認した感じです。
――お芝居をするうえで、ミュージシャン同士のあ・うんの呼吸みたいなものがあったりするのでしょうか。