氏神神社で初詣を済ませた後、その足で別の神社にお参りに行くのもご法度です!」
■行くべきは、自分の住む地域の「氏神神社」。
「本来は自分の氏神様=生まれた土地の神=住んでいる土地の神ですが、今やそうでない人が大多数。自分の氏神様がわからない場合や、氏神神社が近くにない場合は、住んでいる地域の鎮守神を“地縁によって結ばれた氏神”として参拝に行くのが現実的です」
■黒ずくめ、カジュアルすぎはNG。明るい色の正装で。
「意外と知らない人が多いのが、参拝時の服装マナー。理想は“白装束”ですが、なるべく明るめの色の服を選べばOKです。黒い服や、ラフすぎる格好はよろしくありません。神様の前にご挨拶に行くのに、ふさわしい装いを選ぶことが肝心です」
◇とや・まなぶ歴史作家。
國學院大学文学部神道科卒。神道に独自の視点からアプローチする。『諏訪の神 封印された縄文の血祭り』『ツクヨミ 秘された神』(共に河出書房新社)など著書多数。
※『anan』2015年12月30日‐2016年1月6日合併号より。イラスト・ミヤタ チカ文・瀬尾麻美
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