2019年11月22日 19:50
濱田岳「岡村隆史さんが震えていました」撮影現場で起きたコト
なので、まずは自分でやってみて、それを見た監督とイメージのすり合わせをするようにしています。ただ、今回の作品に関しては、自分で言うのも恐縮ですが、もしかしたら以前よりも僕が成長した部分があったのか、楽しいすり合わせが多かった気がしました。
それはどこで帽子をかぶるかとか、ここでどういう表情をするかとかですが、最後に吉原を眺めているシーンでは、どうしても吉原に行きたいのにそれが叶わない男の表情というのをしたんです。NGもなく、1回でOKをもらったんですが、監督に「あんな顔して、俺は恥ずかしいよ」とは言われました(笑)。でも、それは褒めてくれているんだと思っています。
源五の素直な部分が演じていても好きだった
―中村監督がそうおっしゃるのもわかるくらい、濱田さんの表情はどれも秀逸でした。演じていて、ご自身が源五と重なる部分を感じることはありましたか?
濱田さんまあ、源五は僕といえば僕なんですよね。というのも、自分のなかにあるものでしかできないので、僕から出た“何か”を監督に調理していただいた感じだと思います。
でも、大勢が集まるシーンでいきなり発言する源五の勇気は僕にはないところなので、憧れるところもありました。