2019年11月30日 18:40
恋も仕事もうまくいく!…相手が心地よく感じる「話の聞き方」#11
その理由は、
だって、生まれてから今日まで、こんなに長い時間、自分の話を聞いてくれた人は、いなかったんだもの。(この人となら、ずーっといっしょにいてもいい。)
「良い印象を持たれなくちゃ!」。そう思って私たちは、相手に何を話すべきかと一生懸命になるものです。面接だったら、有能な人材だと見なされなきゃいけないし、デートだったら魅力的だと好意を持ってもらわないとダメですからね。でもその結果、どうしようもないことを口走ってしまったと後悔することもありませんか? 私はしょっちゅうです。しゃべりすぎたと気づかなくても、次の誘いが無かったりしてね。
面接官は、聞く力をかなり見ている。
面接に関して、話すよりも聞くことの力を感じたエピソードが二つあります。ひとつ目は、新卒で就職したマガジンハウス。採用されたあとに人事担当者に「君はいつも隣の面接者の話を興味深そうに聞いていた。面接での上級テクニックなのかと思ったよ」と明かされました。当然そんなスキルは持ち合わせておらず、蓋を開けてみれば単に相手の能力に圧倒されて「中国語のバイリンガルなんだ、すごいなぁー!」と感心していただけなのでした。