2019年12月10日 19:00
隠し撮りした写真をお守り代わりに!?映画初主演、奈緒が明かす
言葉や理屈で説明できないからこそ、不思議な力が湧いてきたりするものなのかな、と思うとはるかが備前焼に出合った時の感情ってそういうことなんじゃないかな、って。その後、はるかの猪突猛進な性格からいろんな人たちを巻き込んでいくところも、面白いと思いました。
――“巻き込まれた”のは、主に平山浩行さん演じる師匠の修先生と、笹野高史さん演じる人間国宝の陶人先生でしたね。このおふたりとのシーンは多かったと思いますが、撮影中はどのようにチームワークを深めていきましたか?
笹野さんは、一緒にいるだけで学びがある方でした。オール岡山ロケだったんですが、笹野さんとのシーンの撮影は最初の5日間で集中的に行われたんです。2人でいる時に「君が主演の映画で僕がいろいろ言うのは違うかもしれないんだけど、ごめんね」と言いながら、監督やスタッフと、時には1人ですごく悩まれていて、それを私にも相談してくださって。キャリアの長い方が、いい作品にしたいとそこまで悩む姿にすごく勇気をもらったんです。私も笹野さんぐらいの年になった時に、同じように悩める人でありたいな、って思いました。
現場では、いろんな笹野さんをフィルムカメラで隠し撮りしていたんですが(笑)