2016年1月3日 11:15
おしゃれな洋館でガラス作品を堪能。『ガレの庭 花々と声なきものたちの言葉』展
《脚付杯 ひなげし》 被せガラス、マルケットリー、手彫り、脚台熔着 1900年(1900年パリ万国博覧会出品作) 北澤美術館蔵
ガラス工芸作家、エミール・ガレ(1846~1904)の作品を紹介する展覧会『ガレの庭花々と声なきものたちの言葉』が、2016年1月16日から目黒の東京都庭園美術館ではじまります。
ガレは19世紀末の装飾様式「アール・ヌーヴォー」を代表する芸術家のひとり。色鮮やかなガラスの器に植物や昆虫のモチーフが大胆に装飾された作品は、世界中で愛されています。
本展では、世界屈指のガラス工芸コレクションを所蔵する北澤美術館のガレ作品を多数紹介。1900年のパリ万国博覧会に出品された代表作《脚付杯ひなげし》をはじめ、ガレの名品をたっぷり楽しめます。
さらに今回、パリのオルセー美術館からガレの水彩デザイン画が来日。実作と一致したデザイン画が一緒に展示されることはほとんどないため、このチャンスは見逃せませんね。
会場となっている東京都庭園美術館本館(旧朝香宮邸)は、フランス人芸術家が設計したアール・デコ様式のおしゃれな洋館。
室内も幾何学的なモチーフで美しく飾られ、重要文化財に指定されている由緒ある建物です。