くらし情報『ギター少女と訳ありの親友…マンガ『空電の姫君』が連載媒体を移籍したワケ』

2019年12月30日 20:30

ギター少女と訳ありの親友…マンガ『空電の姫君』が連載媒体を移籍したワケ

冬目 景さんの『空電の姫君』は、いわゆるガール・ミーツ・ガールの物語なのだが、最初に断っておくと本作は『空電ノイズの姫君』(全3巻)の続編。連載媒体の移籍で、タイトルを変えてリスタートした。

音楽を拠りどころにするギター少女と訳ありの親友。
ギター少女と訳ありの親友…マンガ『空電の姫君』が連載媒体を移籍したワケ


「描きたいイメージとして最初にあったのは、ふたりの女の子の友情というか関係性。なのでバンドマンガのつもりはあまりなく、音楽はあくまでも舞台装置なんです」

本作から読む人のために、これまでの流れを簡単に説明しておこう。ミュージシャンの父を持ち、幼い頃からギターを弾いてきた女子高生の磨音(まお)は、転校生で天性の歌声を持つ夜祈子(よきこ)と出会う。一方で、磨音はプロデビューを目指してギタリストを探していた、2人の男子大学生が組むバンドに加入。作者の冬目景さん自身も音楽好きで、主人公にはぜひギターを弾かせたかったそう。


「ロックをやっている女の子って、どちらかというとキツめなイメージがありますけど、磨音はふんわりした雰囲気で、ギターを弾くと豹変するような子にしたくて。対照的に夜祈子のほうは、ストレートの黒髪でクールにしようと思いました」

普段は内向的で、人前で演奏することなど考えたこともなかった磨音が、バンドという仲間を得たことで音楽の新たな扉を開く。

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