2020年1月10日 20:40
ソロベスト発売の曽我部恵一「やりたいことをやる秘訣」に15年の重み!
ーーとくに録り直したりもしなかったのですか。
もちろんミックスダウンし直したり、いまのテイストに仕上げたりはしました。
ーー今回はどのような基準で選曲されたのでしょうか。
CDは、だいたい曲が70分代後半ぐらいまで入るんですが、ぎりぎりまで入れようと思いました。「自分がCDで聴くんだったら、どういう選曲かな」という視点から、いいと感じたものを選んでいます。さらにアナログ盤の発売と配信もありましたが、それぞれ収録曲は違うものを選びました。
いまスマートフォンなどで曲を聴く人も多いので、配信は配信用に、アナログはアナログ用にマスタリングもやっています。
何か引っかかるポップな曲がおもしろい
ーー収録曲には、ラブソングから社会的なメッセージの強い曲までありますが、いつも社会的なことは意識されているのでしょうか。
意識していますね。例えば、このベスト盤に収録している「街の冬」という曲は、新聞を読んで知ったニュースのことをテーマに曲を書いていますし、「汚染水」という曲も原発について思ったことを曲にしています。歌に社会的なメッセージを込めることは多々ありますね。
ーー強いメッセージを込めた曲を発表されるときは、好意的な反応だけではないときもあるかとは思いますが、そういったことも覚悟して出していらっしゃるのでしょうか。