2020年1月9日 19:10
実在する漁師のバンドがモデル…イギリスを席巻した奇跡の実話
そして、それによってリラックスした空気感があの土地全体から醸し出されているので、そういう部分はすごくユニークだなと感じました。
家族や友人と一緒に過ごせるパブが何よりも好き
―なるほど。また、本作ではパブが大きな役割を果たしていますが、イギリス人にとってパブは欠かせないものだと思います。監督にとってはどんな存在ですか?
監督僕はパブで生まれるカルチャーも含めてパブが大好きなんですが、イギリス人はみんなそうだと思いますよ。以前、友達の結婚式で東京に滞在したとき、僕と妻はせっかくだから日本ならでは場所に行きたかったのに、ほかの友人たちの希望で日本にある英国風のパブに行ってしまったくらい(笑)。
それはそれで楽しい経験だったし、そうやってみんなが一か所に集まって楽しめる場所であるところがパブの好きなところでもあります。僕はそこまでお酒が飲めるほうではないけれど、家族や友人と一緒にビールを飲んだり、楽しんだりできるから、パブが一番の趣味と言えるかもしれないですね。
―劇中でもパブを舞台にさまざまなことが起きますが、監督にとって忘れられない思い出といえば?
監督いろいろありますが、いま思い出すとすれば、この作品のためにポート・アイザックを訪れたときに、地元の人たちやキャスト、スタッフの全員でパブに行き、一緒に飲んだり、歌ったりしたことかな。