2020年1月12日 20:00
蒼井優が自己分析 これまでいろんな恋愛を演じているけれど…
『ロマンスドール』に出演する蒼井優さんにお話を伺いました。本作は、タナダユキ監督が2009年に自身初のオリジナル小説として発表した同名作品を自ら映画化したもの。
哲雄というフィルターを通して描かれた園子を演じるのは面白かった。
『ロマンスドール』は、タナダさんが小説を出された時から、映画化されたら観たいと思っていた作品です。私、完成版を観終わった時、タナダさんに「おめでとうございます」と言ったんです。タナダ組らしい素敵な作品に仕上がっていて、出演者としてホッとしたのと同時に、多くの人に喜んでいただける作品になっていて、友人として素直に嬉しかったんです。こちらの一方的な感覚ですが、タナダさんと私、感性が似ているんじゃないかと思うんです。たぶん好きな女性像も同じ。
演じる前からタナダさんに求められることがわかるから、演じていても不安がないんです。今回、久々のタナダ組でしたけれど、力むことなくいられたのは、そういうことなのかなって思っています。
園子は演じていてとても楽しい役でした。この物語自体が哲雄(高橋一生)の回想で綴られたもので、園子自身も哲雄というフィルターを通して描かれているキャラクターです。