2020年2月25日 19:50
「すべての瞬間を音楽に」Wakanaの癒やしの歌声が堪能できる新作完成
でもそのなかで、その人の人生はぎゅっと詰まっているということをこの曲に込めたかったんです。「何処か遠く」という歌詞は、最後の場所と言いつつ、まだまだやりたいことがある状態。この曲を11曲目の最後に持ってきて、1曲目の「breathing」にまたつながれる世界観になっています。
「breathing」には、生きていくうえで必ず誰しもが息をして、鼓動を鳴らしているという、思いが入っています。海の生き物も空の生き物も、見え方が違っても、息をして鼓動を動かしていることを私の意思では止められないのが、生き物の面白さだと思っていて。
そんな自分の意思だけで止められないことが、“生かされている”という部分でもあると思うので、「breathing」も最後まで悩んでタイトルをつけました。呼吸にスポットをあてたときに、11曲目から1曲目はつなげて考えてもらっていいと思ったんです。
ーー輪廻転生のようなイメージですね。
Wakanaさんの歌詞は知的な印象がありますが、今回は7曲の作詞を手がけていらっしゃいます。
まだ作詞を始めたばかりで、勉強中なんです。これからどんどんやり方も変えていきたいですし、もっとうまくやりたいとも思うこともあるのですが、曲から得たイメージで詞を書いています。