くろねこチェルシー左から、宮田岳(B)、渡辺大知(V)、澤竜次(G)、岡本啓佑( D )。2月末より全国7都市を回るツアーを行う。東名阪の会場はワンマンライブを開催。
黒猫チェルシーが、久々に新曲『グッバイ』をリリースする。イントロのギターと渡辺さんの最初の歌い出しから、グッと心掴む名曲の予感。
彼ららしいアップテンポのR&Rを予想していた人は、見事に裏切られるような、メロディアスで切ないスローなロックバラードだ。
「新曲を出さなくては、という焦りはなかったんですよね。いちばん考えたのは、ライブのためにどんな曲があれば盛り上がるか、楽しめるかということでした。激しい曲はたくさんあるから、緩急をつけられる曲がいいと、前からみんなで話しつつも、なかなか1曲で勝負できるバラードがなかったんです」(渡辺)
そんな思いで曲作りを始め、澤さんが作曲したのが『グッバイ』。デモを聴いた瞬間「この曲で勝負しよう」と全員の意見が一致したそう。
「昨年、レコード会社を移籍したのですが、その一発目に出す曲だから、ロックバンドとしてど真ん中で勝負したい。そういう意識で曲を作りました。今までは楽器を入れて広がりを求めたり、新しい試みに常にチャレンジしたり、という意識でやってきましたが、今は4人で勝負する、それが最優先でした」