2020年3月21日 21:00
「近親憎悪のような感覚」も…南沙良、「もみの家」で演じた役を語る!
「最初に1年かけて撮影すると聞いたときは驚いたんですが、彩花の心の変化を自分でもしっかり感じることができたのも、美しい四季が映像に収められたのも、1年という月日があったからこそ。ただ、撮影と撮影の間に他のお仕事もあったりしたので、毎回現場に入って彩花の感覚を取り戻すのが結構大変で…。そのために、彩花として感じたことを日記のように手帳に書き留めておいて、富山に戻る前に見返すようにしていました」
今回の作品を「日々の暮らしの中で、少しでも息苦しさを感じている人に観てもらいたい」と話す、南さん。
「もみの家のOBの淳平(中村蒼さん)が不登校の彩花に対して、『(学校が)合わなかったんだよ』と言うシーンがあるのですが、私自身、学校にあまり馴染めない時期があったので、その言葉にすごく救われたというか、気持ちがラクになった部分があって。なので、同じような思いを抱えている方には、観た後にきっと何かを感じてもらえる作品になっているんじゃないかなと思います」
映画『もみの家』心を閉ざした少女・彩花(南)が、不登校や引きこもりなどの問題を抱える人々の自立を支援する施設「もみの家」で成長していく姿を描く。