くらし情報『「美しいのに怖さがある…」学芸員が震えた一枚の絵』

2020年4月2日 18:40

「美しいのに怖さがある…」学芸員が震えた一枚の絵

1989年から90年代の前半は、アートにとっておもしろい時代でした。当時人気だったジャンルはコンセプチュアル・アート(前衛芸術運動)で、“絵画はおもしろくない、すでに死んだ昔のもの”と考えられていました。

自分の作品を展示してもらうには難しい時代でしたが、私のように好奇心にあふれた画家にとっては、実験できる大切な時代でした。

日本に縁のある作品も!

次は、日本に関連した作品についての解説です。

「美しいのに怖さがある…」学芸員が震えた一枚の絵


ドイグさん《スキージャケット》は、トロントの新聞に掲載されていた広告記事の写真をもとに描きました。その写真は、日本のスキーリゾートを撮ったもので、見出しには「法外な価格で、日本のサラリーマンはレジャーでもストレスをため込みすぎている」と書いてありました(笑)。

はじめは日本の掛け軸のように、風景を縦長のパネルに描いていました。でも数か月経ったあとに絵を見たとき、あまりにも動きがないと思い、左に拡張させ、結果的に左右が合わせ鏡のようになりました。


ライオンの後ろに描かれているものは…?

最後は、ある建物とライオンが描かれたカラフルな作品についての解説です。

「美しいのに怖さがある…」学芸員が震えた一枚の絵


ドイグさん《ポート・オブ・スペインの雨(ホワイトオーク)

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