2020年3月25日 21:00
“世界でいちばん貧しい大統領”ムヒカがいまの世界に伝えたい思い
そこで、さらなる裏側についてこちらの方にお話いただきました。
エミール・クリストリッツァ監督!
世界三大映画祭で絶賛されている名匠としても知られているクリストリッツァ監督ですが、本作では自身も聞き手として登場しながらのドキュメンタリー作品となっています。今回は、監督から見たムヒカの印象や彼から学んだことなどについて語っていただきました。
―まずは、ムヒカさんのドキュメンタリーを撮ることになった経緯から教えてください。
監督ある日、僕のバンドのマネジャーのところに連絡があり、「ムヒカのドキュメンタリーを作りませんか?」と声をかけられました。彼らはムヒカと同じような意見を持っている人を探していたそうですが、彼の妻であるルシアが僕の短編と自伝を通して僕のことを知っており、監督に選んでくれたようです。それは、ワクワクする出来事でしたよ。
―では、本作を撮るうえで、どのような準備をされたのでしょうか?
監督まず始めたのは、彼の写真を見て、伝記を読むことでした。
そのうちに、「自分で家を修理したり、トラクターに乗って農作業したりしながら、同時に大統領としても成功している人物とはどんな人なんだろうか?」