2020年4月6日 20:00
外見主義は母親の一言が原因? 犬山紙子×長田杏奈が“ルッキズム”を鋭く分析
と言う人が、結構多いって感じる。
長田:わかる!血縁由来はめちゃ多いよ。
犬山:「あなたは目はかわいいけれど、鼻はおブスよね」とか言う母親の話を、本当によく聞くし。あと「うちの子はホントダメで~」って、他の子や親の前で謙遜するとか。子どもはそれを聞くたびに「私は鼻がダメなんだ」と刷り込まれ、コンプレックスになってしまう。
長田:「見た目がいまいちだから、勉強しておきなさい」とか、サラッと言うよね…。愛ゆえに言うんだろうけれども、愛と一緒に渡される呪いって受け取らざるを得ない。心の奥底に刻まれちゃうのも当然だと思う…。
犬山:クソバイス(編集部注・求めていないのに繰り出されるアドバイスのこと)なのに一見愛の言葉に聞こえるから余計タチが悪い。
長田:あと恋愛がらみ。好きな相手から外見を揶揄された経験は、頑固なコンプレックスの芽になりやすい気がする。初恋でも、大人になってからの恋でも。
犬山:本当に。日本はまだまだ、“女性は男性に選ばれる性”という意識が強くあるよね。だから“男性ウケするルックスじゃないとダメ”って思っている人、男にも女にも多いと思う。自分の見た目がいわゆる男ウケのいいそれと違ったり、あるいはルックスを理由に男の人から選ばれなかったり、という経験が重なれば、“私は外見がダメだから…”ってなり、それが自己否定に繋がっちゃう…。