2020年4月7日 20:00
犬山紙子が“外見主義”を克服できたのはわが子のおかげ? 脱・ルッキズムのヒント
犬山:あと、ルッキズムを自分に発動しちゃった場合の弊害としては、自分にダメ出しをし、外見を否定し続けていると、自らを大切に思えなくなってくるよね。
長田:うん。自分の意思を尊重できなくなって、身動きがとれなくなる。例えば“この洋服は私が着たらイタいに違いない”とか、“この見た目ではそれをする資格はない”、あるいは“私なんて愛されるはずがない”と思ったり…。見た目の気後れが一歩踏み出すときのためらいに繋がる。
犬山:自分が本当にやりたいと思うことや表現したいことが見えなくなるし、できなくなっちゃう。実際、コンプレックスにがんじがらめになっていたときの私は、そうだったから…。
長田:犬山さん、全然そんなふうに見えなかったから、めっちゃ意外!
犬山:そうかなぁ。
長田:今は自分の見た目が好き?
犬山:うん、好き。私の大切な顔だわって、慈しめるようになってきた(と、両手で顔をそっと包み込んで、にっこり)。
長田:最高だね!どんなきっかけで、見た目と仲良くなれたの?
犬山:いちばん大きいのは子どもが生まれたことかな。子どもが思春期になったときに、私みたいにコンプレックスを抱えたり、必要以上に悩んだりしてほしくないなって思って、ルッキズムに左右されていた自分を変えようと思ったの。