2020年4月8日 20:30
都会に自然が増える? 「これからの東京」いま注目の建築家が語る!
そんな“気持ちのいい場所”をいかにつくるかを、私たちが建物をデザインするうえでも大切にしています」
吉田さんの事務所の仕事はもちろん、最近オープンした中では、地上から屋上庭園まで外階段で行き来できる渋谷PARCOが、その一つといえる。また、店舗住宅一体型のエリアも存在する下北線路街のBONUS TRACKのような、新しい形態の商店街にも期待を寄せる。
「仕事と暮らし、人と人など、さまざまな事物が混ざり合うことで生まれる化学反応がある。利便性を追求して無理に切り離すのではなく、心地よく同居できる場も、東京には増えていくと思います」
よしだ・あい広島と東京を拠点とする建築設計事務所「SUPPOSE DESIGN OFFICE」を、谷尻誠氏と共に率いる。
街をつくる側も選ぶ側も、それぞれの理念が大切に。――タイムアウト東京代表伏谷博之さん
「世界の大都市のトレンドは、多様性を許容できる街づくり。それぞれ異なる志向や生活スタイルに寄り添う選択肢の豊富さ、と言い換えることもできますが、その流れは新しい東京にも感じられます」
こう話すのは、東京の魅力を世界に発信するグローバルメディア「タイムアウト東京」