くらし情報『石橋静河が“カッコいい”と思ったのは松たか子 その理由は?』

2020年4月20日 19:30

石橋静河が“カッコいい”と思ったのは松たか子 その理由は?

ただそこにいるだけで、何か物語を感じさせる人がいる。石橋静河さんはまさにそんなムード漂う佇まいの女優だ。それは石橋さんが女優であると同時に、役もセリフも持たずに体ひとつで舞台に立つダンサーでもあるからなのかもしれない。演技とダンス、そして俳優一家に生まれた自身について聞いた。

自分は親とは違うんだって、抵抗することもなかったな。
石橋静河が“カッコいい”と思ったのは松たか子 その理由は?


――ダンスの道を選ばれたのは、ご両親が俳優という自身の生まれに対する抵抗でもあった?

石橋:そうですね…ずっと「私は踊りをやるんだ」って言っていましたけれど、そこには「私はお芝居は絶対にやらないぞ」と抵抗する気持ちもあったと思います。でも、踊りが思うようにうまくいかなくて、他のことに希望を見つけようとしていた時に、なぜかお芝居が観たいと思ったんです。その時に観たのは、NYの小さな劇場でやっていたストレートプレイでしたが、純粋にすごく面白かったです。
たぶん日本で、両親の存在をどこかで感じながらお芝居に触れたんだとしたら、あんなに何の抵抗もなく観られなかったと思うので、その経験は結構大きかったですね。そこからちょっとずつ、お芝居に近づいていった感じです。

――その時ご覧になったのは、どんな作品だったんですか。

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