2020年5月15日 18:30
悪女役で話題の松本まりか デビュー20年で掴んだブレイクの裏
強烈な“悪女役”で話題の女優・松本まりかさんは、多くの人の視線を捉えて離さない独自の魅力を放っている。フェミニンな声と儚げで可憐なルックスが、役柄の“嫌な女”をよりリアルに際立たせる。大きなインパクトを残した悪女役で、デビュー20年で掴んだブレイク。その素顔とは?
――女優になったのはどんな経緯だったのでしょう。
中学生の時に、原宿を歩いていてスカウトされたのがきっかけです。当時私は芸能の仕事に疎くて「あなた何やりたいの?女優?タレント?歌手?」って聞かれてもさっぱりわからなくて。そんな中、たまたま受けたドラマ『六番目の小夜子』のオーディションに合格して、そのまま撮影に入ったんですが、ある日お芝居をしている時に、雷に打たれたような感覚を初めて味わって。それで女優さんになりたい!と思うようになりました。
15歳の時でした。
――雷に打たれたというのは、どんな感覚なんでしょう。
カラダや心が勝手に動いてお芝居をしているというか、自分の意思ではない何かに動かされているような感覚。たぶん自分と役が一体化した瞬間だと思うんですが、いつもじゃないけれど、ドラマ『ホリデイラブ』で井筒里奈を演じている最中にもあったり、今でも、その瞬間がごくたまに訪れるんです。