くらし情報『氷川きよし「ファンの夢を壊すんじゃ…」 “演歌界のプリンス”の葛藤』

2020年6月6日 19:30

氷川きよし「ファンの夢を壊すんじゃ…」 “演歌界のプリンス”の葛藤

「歌詞を読み込み、その世界の中に入って歌う。ある種役者的な部分が求められるので、歌い手としては、“演じる”感じが面白い。一方でポップスの歌詞は、“自分はこう思う、自分の生き方はこう”というように、自分をストレートに表現できる面白さがある。例えば演歌だけを歌っていたときは、自分の恋愛観と歌詞に共通項がある、なんてことはなかったですが、ポップスでは恋愛観を盛り込むこともできる。さらに衣装やステージの演出に、ファッションやアートを融合することも可能。今は新しいジャンルの曲を歌うごとに、自分の知らない扉が開くような感覚を味わっています」

氷川きよし「ファンの夢を壊すんじゃ…」 “演歌界のプリンス”の葛藤


しかし20年、“演歌界のプリンス”であった氷川さんが、演歌以外の曲を歌うことには、やはり葛藤があったそうで…。

「演歌でずっとやってきたわけだから、型を崩しちゃいけないんじゃないかとか、ファンの夢を壊すんじゃないかとか…。自分がやりたい音楽を出したら、みんなが去っていってしまうのでは、という怖さもありました。
でも、アニソンのフェスに2度出演させてもらったとき、みなさんが前のめりに、野太い声で応援してくれて(笑)。まさか若い人が自分のことを知ってるとも思わなかったし、さらにあんなノリは初体験で、“こんな世界もあるのか”ととても感動したんですよ。

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