2020年6月10日 19:00
気分が上がらない…「梅雨」の湿気に負けない生活習慣は?
梅雨入り宣言はもうすぐですが、日に日に湿気が強くなりムシムシした日が増えてきました。それにつれて、「なんだか、気分が上がらない」「憂うつで、やる気が出ない」という人もいるのではないでしょうか。実は、梅雨どきは憂うつになりやすいのです。今回は、精神科医で心を平安に保つ「マインドフルネス」の著書が多数ある藤井英雄先生に、梅雨どきの憂うつ気分を避ける方法を教えていただきます。
文・藤井英雄
梅雨どきに憂うつになりやすい理由は?
©Antonio Guillem / Shutterstock
この記事を書いている時点では、2020年の東京地方の入梅は6月10日~11日だそうです。沖縄と奄美、九州南部と四国はすでに梅雨入りしました。この時期、心身の不調に悩む人が多いのではないでしょうか? 頭痛、肩こり、神経痛などの身体症状とともに、「なんとなく気分がすぐれない」、「ユウウツだ」、「眠れない」といった方が多く外来を訪れます。この時期、うつに悩む人が多くなるのはなぜでしょう?
低気圧+湿度が高いという気象条件等により、自律神経が乱れることが知られています。
心身一如といって、心と身体は密接に関係していますから、身体(自律神経)