くらし情報『誰でも解ける推理小説!? 平成生まれ作家が描く“新本格”ミステリー』

2016年3月8日 12:00

誰でも解ける推理小説!? 平成生まれ作家が描く“新本格”ミステリー

さいどう・あざみ作家。1989年、岩手県生まれ。2014年、『サナキの森』で第1回新潮ミステリー大賞を受賞。引きこもり女子が、80年前に起きた密室殺人の謎解きに挑む作品でデビュー

さいどう・あざみ作家。1989年、岩手県生まれ。2014年、『サナキの森』で第1回新潮ミステリー大賞を受賞。引きこもり女子が、80年前に起きた密室殺人の謎解きに挑む作品でデビュー

クローズドサークル(悪天候で閉ざされた館などの閉鎖空間のこと)、複数の惨劇や密室殺人、内輪にいる意外な犯人…。“新本格”といわれる推理小説のそうしたお約束が詰込まれた『樹液少女』は、どんでん返しの連続で、興奮必至。
その著者が、彩藤アザミさん。

「中学時代に新本格にハマって読み漁ったので、私自身“ミステリー小説”というとそれをイメージしてしまいます。なので、デビュー作よりもっと謎解きの要素を濃いめに、舞台も『ド直球ですが、嵐の山荘モノがやりたいんです!』と、私から編集さんに持ちかけました」

旭川の人里離れた山頂に建つ豪奢な館の主は、磁ビスクドール器人形と陶芸の天才作家、架かがみちよ神千夜。その館でひっそりと暮らす彼女は、年1回だけ得意客のために懇親会を催す。作者秘蔵の最高傑作「樹液少女」も、ひと目見られるはずだった。

その日、吹雪によって陸の孤島のようになった架神邸。密室状態の一室で、無残な死体が見つかった。

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