2020年6月30日 18:00
リモート時代の新しい演劇! “オンライン上演”注目の5作品
「場の共有こそが演劇の根源的なアイデンティティ」として、オンラインを活動の場のひとつにしていくことを表明。作品は、主人公・穴蔵の腐ったバナナが、マッチングサイトで女を装った男と知り合うところから始まる連作。複数の部屋をマルチアングルで見せる映像的な面白さと一発撮りによる演劇的な臨場感が味わえる。
範宙遊泳むこう側の演劇 『バナナの花』#1
作・演出/山本卓卓出演/埜本幸良、福原冠イラスト/たかくらかずき無料(ドネーションシステムあり)公開中#2は7月上旬公開予定
ネットコミュニケーションの不確かさを描く。
劇団・MONOを主宰、脚本・演出の土田英生さんが、Zoomを使った作品を発表中。第1弾の『ともだち』は、女友達2人のビデオ通話によるセリフ劇で、カメラに映らない部屋の向こう側を想像させる作品に。第2弾の『受難カウンセラー』も配信スタート。こちらはオンライン上でのカウンセリングが舞台。
いずれも画面越し、ネット越しで繋がる不自由さや不確かさを、皮肉を交え描いている。
短編ドラマ『ともだち』
脚本/土田英生出演/高橋明日香、立川茜無料公開中
コロナ禍を受けて生まれたフルリモート劇団。