2020年7月3日 20:50
ざわざわしています…学芸員が注目した実力派作家の衝撃アート
が見当たらず、また順路案内もないので、どこから見たらよいのか一瞬戸惑います。(※作品リストは展示室出口にあります!)
でも、すぐに「どれを見ようかな~」とワクワクした気分に変わりました。
やはり、一番気になるのが足場スロープのある大きな作品。これは何?と回り込んでみると、なんとすべり台が見えてきました。しかも、実際にすべることができるのです!
こちらが、すべり台の上から見た景色。モノクロームの襖絵を見ながら一気にすべります!(急傾斜なのでけっこうなスピードが出ました…)
野生のニオイが…
すべり台で興奮したあとは、薄暗い展示コーナーに向かいました。ここには動物の皮が何枚も天井からだらりと垂れ下がっています。
まともに歩くと、毛皮が顔に引っ付きそうになるので、頭を下げて中腰で入っていきます。これらの毛皮も作品のひとつ。害獣駆除で殺されたオオカミやシカ、熊などの毛で、鴻池さんが北海道の毛皮なめし工場から譲り受けたそうです。
見上げると、天井にも作品があります。毛皮に愛しさを感じて画材にしたという鴻池さん。死んだ動物たちのエネルギーが狭い空間からびりびり伝わってきます。