2020年7月3日 19:30
お客様は赤ずきんに神様!? ホテルの新人客室係の奮闘を描いた『神客万来!』
超VIP(?)たちのお相手を務めるのが、どんなホテルなのか何も知らずに働き始めた、みちる。訪れる客に驚き、振り回されながらも、さまざまな要望に応えていく。
「ファンタジーは自分で世界を作ることができるのが魅力ですが、その世界のルールにほつれが見えた瞬間に、読む人は興ざめしてしまうのが難しいところ。それと自分でも面白いと思うのが、作画のしかたがいつもと違うんです。リアルな女性像を描くようなマンガだと、ポーズとかを写真で撮って参考にして、絵もリアリティを重視していたのですが、今回はその作業があまり必要ないというか、イメージを大事にしたほうが描きやすいんですよね」
もうひとつ、マンガを描くうえでの心境にも大きな変化が。
「今までは、求められていることを必死にすくい取っていたのですが、普段思っていることをもうちょっと作品に落とし込んでもいいんじゃないかなって思うようになっています。その点でも、ファンタジーは気持ちを乗せやすいのかもしれません」
珍客たちの意外な素顔に加え、ねむさんの新たな一面も楽しめそう!
『神客万来!』1客層もおもてなしも少々特殊な、ツバメ屋ホテル。家族経営のこのホテルでそもそもなぜ、みちるは働くことができたのか…。