くらし情報『斎藤工の家に岩井俊二が…コロナ禍の“距離はあっても心は密”な実話』

2020年7月12日 18:30

斎藤工の家に岩井俊二が…コロナ禍の“距離はあっても心は密”な実話

会えないから、離れているからできることってなんだろうと考え、仲間と立ち上げたのが、「TOKYO TELEWORK FILM」のプロジェクト。

――Zoomを使ってドキュメンタリーやドラマを制作されましたね。それとは別に、岩井俊二さんらと共にドラマも作られました。

昨年、’21年公開の映画『シン・ウルトラマン』に出演させていただいたご縁で、樋口真嗣監督から“怪獣バトン”に誘われたんですよ。そこから繋がって、バトンに参加していた岩井俊二さんからお声がけいただき、『8日で死んだ怪獣の12日の物語』という短編ドラマを、スマホの自撮りで撮影しました。ドラマの中に粘土細工が登場するんですが、制作者である岩井さんが、「崩れると心配だから」って、僕の家まで届けてくれたんですよ。しかも一人暮らしの僕を気遣って、野菜やマヌカハニーなどとともに(笑)。

――なんていい話…。
そういう、距離はあっても心は密、のようなものづくりは、初めてだったと思います。どんな経験でしたか?
映像作品は常に、“今”というものをどう捉えるか、そこと向き合って作られていると思うんです。ものづくりの動機と時代は、大きな関わりがある。

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