くらし情報『『攻殻機動隊』最新作の“新キャラ”誕生秘話 監督2人が明かす』

2020年7月11日 20:00

『攻殻機動隊』最新作の“新キャラ”誕生秘話 監督2人が明かす

プリンを登場させました。物語を動かしてもらうために。

――プリンにはそんな役割が…。

神山:プリンはいろいろな狙いがあります。紅一点だった素子の近くに、可愛らしい女性が出てくると嫌われる部分はあるだろうと思いつつ、出しました。最初はどうしても異物感を抱かれると想定していたので、中途半端に好かれるより振り切ってしまおうと考えてつくりました。

――今作の素子についてはいかがですか?イリヤ・クブシノブさんの描く素子はこれまでのクールな印象と異なり、可愛らしさを感じます。

神山:イリヤくんの描くイラストは、少女の最も美しい瞬間を切り取っているところ、瑞々しいところが一番の良さだと思っています。
今作の素子には上手いことそれが出ているなと。イリヤくんのデザインによって、より素子が身近な存在になった。可愛いお姉さんのような感じですよね。

あらまき・しんじ(写真右)1960年生まれ、福岡県出身。2004年映画『APPLESEED』でモーションキャプチャ技術を導入した世界初の3Dアニメを制作。日本における3DCGアニメの第一人者。

かみやま・けんじ(写真左)1966年生まれ、埼玉県出身。2002年映画『ミニパト』でアニメ監督デビュー。

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