2016年3月16日 22:00
幼馴染みの一言で会社員から人気マンガ家へ! 運命の瞬間リアル体験記
「縁を大切にできて良かった」と山本さほさん。
自分にとっての運命の “そのとき”って一体いつなんだろう…。“そのとき”を経験し、活躍している方に運命を感じた瞬間を教えて頂きました。
リアルに熱く語ってくれたのは、話題のマンガ家・山本さほさん。運命の瞬間には、幼馴染みの存在がありました。
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会社員からマンガ家になれたことが、人生で一番の転機だという山本さん。ただし、ふたりの幼馴染みの存在がなければ、その夢は絶対に実現できなかったと思っている。
「岡崎さんという女の子と、杉ちゃんという男の子には、小学生のときに出会いました。私は子どもの頃から絵を描くことが好きで、マンガ家になりたいと思っていました。一時は美大を目指したこともあったのだけど、ずば抜けてうまいわけでもなく、現実を知って違う道を選んでしまったんです。以来、絵を一切描かなくなり、マンガ家になりたかったことさえ口にしなくなった時期が長くあって……。だけど子どもの頃の私を覚えていたふたりに、またマンガを描きなよと背中を押してもらい、道具を買うところからやり直して、2年前に再開しました」
山本作品の読者なら説明するまでもないが、岡崎さんは『岡崎に捧ぐ』にメインで登場する女の子。