2020年7月15日 20:00
冤罪の過去も! 頭脳警察PANTA「スティングに負けない」大波乱人生
でも、なぜか生きながらえて長寿グループになってしまって、本当に摩訶不思議な感じがしています。
―映画を観ていても、まさに時代とともに生きてこられたバンドだと感じました。
PANTAさんそうですね、本当に悲喜こもごもでしたけど、時代と重なる部分もずいぶんとありました。今回のコロナに関していえば、僕たちは去年の4月から50周年のイベントをスタートさせていて、今年の2月に終えたばかりだったので、少しでも遅かったら開催できなかったでしょうね。幸いなことに、何とか助けられたという感じです。
曲とシンクロする事件が本当にたくさんあった
―いろいろな危機を乗り越えながら、ここまでたどり着いたと改めて実感されていると思います。本編には映っていないところでの裏話などがあれば、教えていただけますか?
PANTAさんお話できないことはたくさんありますよ、毎日が修羅場ですから(笑)。そのなかでも、振り返ってみると、思い出すのは先ほども触れたファーストアルバムが発売中止になったときのこと。
東京と京都でライブレコーディングをしたんですが、ちょうど発売しようとしたときに日本中のテレビのブラウン管に映っていたのが連合赤軍によるあさま山荘事件の映像。