2020年7月15日 20:00
冤罪の過去も! 頭脳警察PANTA「スティングに負けない」大波乱人生
アルバムに「赤軍兵士の詩」など、政治的に過激な曲が入っていたこともあり、発売中止となりました。
そのあと、スタジオ録音に切り替えてもう一度発売しようとしたら、今度はイスラエルでの銃撃戦が勃発。1曲目のタイトルが「銃をとれ」でしたから、これも無理ですよね……。セカンドアルバムも回収騒ぎになったりして、本当にいろいろとシンクロする事件が多くありました。
―かなり波乱の日々ですね。そのなかでも、忘れられない出来事といえば、どのようなことでしょうか?
PANTAさん80年代のある日、あまりに巨大化したロックビジネスに嫌気がさしてしまい、レコード会社や事務所のスタッフと次のアルバムについての打ち合わせをしようってときに、ドア開けるなり、「俺、やめた!」って言って帰っちゃったこともありました。みんなポカーンとしてましたけどね(笑)。
「日本には俺がいるんだ!」という自負が湧き上がった
―それはみなさんのほうが衝撃的だったでしょうね……。
そのあと、どうなったのでしょうか?
PANTAさんそれから1週間後に、車に乗っていたらラジオからスティングが歌っていた「ラシアンズ」が偶然聞こえてきたんです。